吉川 英治
三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
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人気ランキング : 3081位
定価 : ¥ 798
販売元 : 講談社
発売日 : 1989-04 |
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面白い |
この本は安定して面白いね。特に後半の主役は孔明で、孔明の頭の良さがわかる。この本は天命とか天機とか天佑とかやたらと天という言葉を使って、カッコよく物語りを描いてる。読んで損は全くないね。一生に一度は読みたい本。私は劉備元徳のどこまでも誠実でありたいというその性格に感動したね。オススメです。
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日本人にとっての原典 |
自分も一番最初に出会った三国志がこれでした(父が読んでいた)。
あまりの面白さにぐいぐい引き込まれ、一気に三国志ファンになってしまいました。
今思うと、最初に出会ったのがこの吉川三国志で本当に良かったと思います。
『蒼天航路』あたりから三国志に入ってしまうと、あまりに王道すぎる吉川三国志は退屈に感じられたかもしれません。
あと、他の作品で曹操や周瑜ファンになってしまうと、後からこの作品を読むのはしんどいかも。
日本では趙雲がやたら人気あるのも、間違いなく吉川版の影響でしょうね。
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とにかく面白い ! |
とにかく面白い本である。勿論、史実自体が面白かったせいもあるが。全八巻だが、一気に読めてしまう。魏呉蜀の波乱に満ちた争いを空前のスケールで描いた傑作。
前半は主に劉備玄徳の生い立ちから、関羽・張飛との義兄弟の契りを中心とする闘いの序章。三国志演義の著者は蜀の贔屓なので、どうしても玄徳の徳の高さが強調される。物語を素直に読むと曹操の方がスケールの大きい王者に相応しい人物なのだが、読む方も蜀贔屓になってしまう。そして、「三顧の礼」を持って諸葛孔明が登場してからは、ハッキリと孔明を主人公にした物語になる。この「三顧の礼」や「泣いて馬謖を切る」等の有名な故事が出てくるので、読んでいて楽しくなる。また、読者は各々、孔明の智略のファン、関羽・張飛の勇猛のファンと好みに応じて思い入れを持てるのも楽しみ。三国志演義の著者は全体の主人公を孔明と考えているようで、孔明の智謀が余す所なく描かれる。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という故事が示すように、死後の孔明の活躍を描くなど伝説めいている程である。
広大な中国の三国時代の覇権争いを、諸葛孔明の智略を中心に雄大なスケールで描いた傑作。
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血湧き肉躍る一大活劇 |
最初8巻もあるので臆しましたが、こんなに面白い物語はありませんでした。
1巻ずつ買っていたので、夢中になって読んでいて読み終わり、続きが読みたくてたまらなくなって夜
あいている本屋さんをを探しに出かけてしまいました。
読みながら早く次のページが読みたくなる本なんて今までありませんでした。
内容については、他のレビューで書かれているのでそちらを参考にしてください。
「三顧の礼」,「水魚の交わり」,「白眉」,「泣いて馬謖を斬る」など普段の会話に出てくる故事成語に
この物語の中でたくさん出会えます。
講談のような言いまわしがまたいいです。
私は20歳前後に初めて読みましたが、特に若い時に是非読んでもらいたい作品の一つだと思います。
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日本人にとっての「三国志」の王道!永久に不滅です。 |
司馬遼太郎さんのえがいた「項羽と劉邦」の世界から400年後、再び乱れた中国全土の平和と安寧を取り戻すべく、割拠しはじめる群雄たち。やがて3人の英雄が建国し、ついに晋一国に統一されるまでをえがききった壮大な歴史スペクタクル。荘厳な叙事詩のようでもあります。
三国志には正史や、明代の三国志演義など多彩なバリエイションがありますが、日本ではこの吉川三国志こそが万人の心を躍らせた正統品とおもいます。冒頭こそ静かに始まりますが、まもなく、怒涛のような、躍動的な戦国絵巻の展開となり、面白くて興奮させられ、睡眠不足になります。
「桃園の儀」ののち、劉備、関羽、張飛の義兄弟が義勇軍を結成し、一方で中原では曹操が頭角をあらわし、ついに漢帝国を事実上滅ぼして全土に迫ろうとする前半部分。
もっとも頼りない英雄?の劉備が、若き軍師諸葛孔明を得て、呉の孫権とのたくみな戦略的連合により、「赤壁の戦い」で曹操を破り、三国時代が樹立される中間部分。ここでの孔明は名補佐役、名宰相だった史実とは合致せず、神出鬼没の天才兵法家です。孔明の魅力的な人間的実像は陳舜臣さんの「諸葛孔明」、また孔明の憧れの人「管仲」「楽毅」はいずれも宮城谷昌光さんのすばらしい歴史小説があります。これらを読まれるとますます理解が深まりますし、孔明ファンにはこたえられないとおもいます。
後半、万人の胸をうつ上奏書として歴史上に名高い「出師の表」を奉った孔明は、国力のもっとも小さな蜀軍をひきい、強大化した魏軍に度重なる長征をいどみ続けます。そしてこの壮大なものがたりのクライマックス「秋風五丈原」にいたる終盤部分、諸葛孔明という史上まれな俊英の生命の最後の輝きが、強く、深く、読むものの心を揺さぶり続けます。
圧倒的におもしろく、そして歴史を躍動させた英雄たちのすさまじい生きざまが、いまなおわれわれを感動させてくれる、歴史小説の永久不滅の名作です。